Top > ●アリの種類 > 4.種類別の特徴 > 4.8c.ヤマアリ亜科-c
©土生
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■女王は体長18mm 単雌 クロオオアリより艶があり腹部の立毛が短い 寒冷地のアリなので暑さに弱い 飛行時期は6〜7月 上から見て腹部が四角い印象がある
◆土生
©シン・ハン
■ > どこかで、初心者がいちばん飼いやすいアリ、という記述を見かけた気がするのですが、 > 本当でしょうか。 > 大きいからですか? 本当に一番飼いやすいかどうかは知りませんが、 いくつかの利点を上げておきます^^ 一つには大型の蟻のためある程度のレベルの容器であれば逃げることがない。 また逃げても大きいので対処しやすい。更に万が一の時でも刺されたりすることがない。 大型の蟻としては比較的人間と接点のある環境で繁殖しているので手に入れやすい。 食べるものに余り嗜好性が無く、結構色々なものを食べてくれる。 体が大きいので観察している時に何をしているのか見やすい。 また変化があった時も確認しやすい。 同じく体が大きいのでそのつくりを観察しやすい。 爆発的な繁殖力はないので増えすぎて困るというレベルまでなかなか行かない。 女王が巨大なので結婚飛行後走り回っている時に発見しやすい。 巣穴が横に広がる傾向が大きいのでコロニーを採取しやすい。 卵や幼虫も大きいので観察しやすい。
◆kuroyagi
■ええ、初心者向きです。クロオオアリ。 なんせ、自分でも順調に育ってくれてますから。 大アリ系は増殖率が低いようですね。 我が家のクロオオアリ、クロ子一家は、1年目で働き蟻22匹でした。 我が家にやってきた時、蜜や煮干しを与えましたが、女王だけの状態でも食らいついてましたし、臆病に見えて、実は芯が強そうです。 まだ数が少ないからかもしれませんが、働き蟻の活動範囲も狭いようで、飼いやすいです。
◆シン・ハン
■女王は体長18mm 単雌 ムネアカオオアリと並び日本最大種
©Gラッシュ
■初心者向けかどうかはわかりませんが いくつかの利点を上げておきます(kuroyagiさん風:笑) 大型の蟻のため小さな蟻に比べて脱走されにくい。 動き回るスピードは意外と速いが、逃げても大きいので対処しやすい。 更に万が一の時でも刺されたりすることがない。 体が大きいので観察している時に何をしているのか見やすい。 また変化があった時も確認しやすい。 同じく体が大きいのでそのつくりを観察しやすい。 卵や幼虫も大きいので観察しやすい。 繁殖がゆっくりなので増えすぎて困るというレベルまでなかなかいかない。 クロオオアリに比べてジッとしていることが多い。 比較的液体系の餌を好む傾向がある。 クロオオアリよりも多湿を好む。
木の幹を上り下りしているワーカーを探せば 近くの倒木にコロニーがあったりしますが、倒木自体が山林に行かないとありませんし、山林内でワーカーを見つけるのは難しいかも。 しかし、コツを覚えれば意外と見つけられますよ。 よく見かける場所は、カブトムシなどが集まる樹液の出ている木ですね。 初期のコロニーはとても採取しやすいです。 巣をあばき、山林内を逃げるワーカーを手早く回収するには吸虫管がお勧めです。
女王は体長18mm 単雌 クロオオアリと並ぶ日本最大種 胸〜腹部第一節が赤い 飛行は5月〜だが、山地では8月まで散発的に飛ぶ 朽木〜土中に棲む 雄アリは腰だけ赤い
©ふじひろ
■仲間と集う習性があります。
昨年雌雄の蛹を採集、羽化させ、今年ハンドベアリングにて誕生させた。
◆ふじひろ
©蟲
夜行性。働きアリには3つのサブカーストが認められる。[DB]
働きアリが300頭以下からなる比較的小さい単位に巣が分散するため,雌アリが得られない場合が多い(サテライト・コロニー)。 夜行性であるが暗い林内では日中でも活動が見られる。[DB]
■竹林に営巣するせいか硬いものも結構かじりますので、石膏蟻巣だとすぐボロボロにされてしまいます。 したがって樹脂などで囲ったケースが望ましいです。 特に多湿を好むわけではないので、あまり湿度は高くなくてもいいですが。乾燥はご法度です。 この蟻は日中より夜の方が活発です。 液体系の餌の方が嗜好性がいいです。 ミカドのコロニーは小規模の単位で広範囲に分散するのでの採集は非常に難しく、特に女王はワーカーとあまり大きさが変わらず、捕獲することは至難を極めます。 色も艶もあり均整のとれた体形で「帝」の名にふさわしいとてもカッコいい蟻です。 全国的に分布してはいますが手に入りにくい種ですので まだまだ情報が少なく、まったくの初心者には難しいかも。
女王は体長15mm 単雌 サテライトをつくるアリとして有名 枯れた竹や朽木に営巣する 細身で艶があり綺麗なアリ 自己棄翅(未交尾だが翅を落とす)する雌がいるので 脱翅しているもの全てが女王とは限らない 飛行は5〜6月 新女王は育児下手な個体が多い気がする
■オオアリ属の中では小型の部類。 クロヤマアリと同じくらいの大きさ。 腹柄付近に星があるので見分けられる。 この蟻も液体系の方が嗜好性が高い。 よく齧るので、穴掘りさせると面白い。 繁殖力などはまだわからないが、オオアリ属は比較的ゆっくりと繁殖するので、増えすぎて困るようなことはないと思う。 うちのはワーカーが800くらい。 観察にはルーペが必要。
飛行時期は5〜6月です。 女王の体長は10mmです。 単雌です。
腹部第一節と第二節に対で薄黄色の斑紋(星)があるのでわかりやすい。 体色は黒。 雄の腰には斑紋がない。
■女王は体長10mm・雄は7mm 飛行は6月〜 林内にて採集 腹部の黄色い縞模様が特徴的な女王なので多種との区別はつきやすい 口元は褐色 名前はケブカだが、女王はそれほど毛深くなく、ツヤがあって綺麗
©南柯太守
■女王は体長7.5ミリ。 枯竹や枯枝に営巣。結婚飛行は、7月中旬。 色は黒色。 有翅雌は真っ黒な体に白色の翅が美しい。 ヤマヨツボシオオアリやウメマツオオアリと判別しにくいこともある。→80917 ヤマヨツボシオオアリ
◆南柯太守
樹上営巣性で,枯れ枝等に巣をつくり,8月に結婚飛行が見られる。ヤマヨツボシオオアリが多雌性で5月に結婚飛行が見られ,また平野部から山地にかけて分布するのに対して,本種は単雌性で海岸近くの林内に生息する。[DB]
■生態は、DBの通り。 体長7〜8ミリ。 ヤマヨツボシオオアリがウメマツオオアリに近い、赤褐色なのに対し、本種は、イトウオオアリに近い黒褐色。 腹部1節と2節に1対づつ斑点がある。
ナワヨツボシオオアリは単雌性で海岸付近に生息し,8月に結婚飛行が行われるのに対して,本種は多雌性でより内陸に生息し,新女王は巣内で冬を越し,翌年の5月に結婚飛行を行う。[DB]
■女王は体長8mm 多雌 腹部に星がある 朽木や篠竹に営巣する
■女王の体長7ミリ。 イトウオオアリやウメマツオオアリと区別がつき難いこともあるが、強い光をあてると腹部1節と2節に1対づつ斑点が見える
©青のTASKA
■女王は体長8mmほど イトウオオアリによく似る 胸に大きな凹みがあるのが特徴(らしい)