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アリ飼いのためのアリ知識ノート

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●アリの種類

4.8a.ヤマアリ亜科-a 

80301 アシナガキアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80301 アシナガキアリ Anoplolepis gracilipes ヤマアリ亜科
アシナガキアリ属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(10mm)
働きアリ(4mm)
石下や土中に営巣。[DB]
主に石灰岩地にある石下などに生息するが決まった巣を作らない。
?月
アシナガキアリの働きアリ
アシナガキアリの働きアリ

©劉陽

特記事項

※2005年8月現在、次(第2次)の特定外来生物の候補にあがっている(現在は指定外)
 飼育する際はご注意ください。

石下や土中に営巣し,沖縄では働きアリが林縁や草地,あるいは路傍に普通にみられ,樹上も徘徊している。本種は熱帯アフリカか熱帯アジアに本来分布していたものが,人類の交易の発達に伴い熱帯や亜熱帯を中心に世界中に分布を広げたとされる。熱帯作物の害虫として知られ,本種が作物の害虫であるアブラムシやカイガラムシを保護することによって,二次的に被害を及ぼしていると言われている。[DB}

コメント

■大きさ 働きアリ体長4ミリほど。
生息地は南西諸島から沖縄あたりまで。
主に石灰岩地にある石下などに生息していますが、決まった巣を作らず環境が悪くなると引越しをします。

◆劉陽

80501 アメイロアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80501 アメイロアリ Paratrechina flavipes ヤマアリ亜科
アメイロアリ属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(4〜5mm)
働きアリ(2〜2.5mm)
雄アリ(2mm)
草地や林内の石下,落葉層,倒木内などに営巣。[DB] 5月〜6月
単雌
アメイロアリ女王と働きアリ・幼虫
アメイロアリ女王と働きアリ・幼虫

©シン・ハン

アメイロアリ女王と働きアリ・幼虫
アメイロアリ女王と働きアリ・幼虫

©土生

アメイロアリ女王 アメイロアリ小型働きアリ
アメイロアリ女王

©青のTASKA

アメイロアリ小型働きアリ

©青のTASKA

アメイロアリ雄と有翅雌とワーカー
アメイロアリ雄と有翅雌とワーカー

©ウィンドノット

特記事項

蜜や動物質のものに集まる。
本土では秋に生まれた羽アリが巣中で冬を越し,翌年の5〜6月に巣から飛び出す。[DB]

コメント

■女王は体長4mmほど
単雌
飛行は5月〜6月
散発的に何度も飛行する(一時的に集中飛行して終わりではない)
W500程度のコロニー規模になるが、それ以上はあまり増えないようだ

◆土生

■女王は体長5o トビイロケアリに似てます。
小型ワーカーは体長2.0mm
ツヤツヤと綺麗なアリです。

◆青のTASKA

■11月初旬、庭の植木鉢を整理していたら出てきたので採取した。(上掲写真「アメイロアリ雄と有翅雌とワーカー」)
雄はワーカーより小ぶりで約2ミリ。頭部と胸部は黒光りしている。
春の好天日、日当たりの良い開けた石の上は有翅雌を待つ絶好のスポットになるようで、雄が好んでとまる。他の雄が来ると激しく追い払う様子がしばしば観察できる。

◆ウィンドノット

80603 トビイロケアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80603 トビイロケアリ Lasius japonicus ヤマアリ亜科
ケアリ属
ケアリ亜属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(7〜8mm)
働きアリ(2.5〜3.5mm)
草地から林内にかけて最も普通に見られる。
また平野部から山地にかけて見られ,本州中部では標高2,000 m以上の山岳部まで分布している。
巣は土中や朽ち木中に作られる。[DB]
7月〜8月
単雌/多雌?
トビイロケアリ女王と働きアリ トビイロケアリ女王
トビイロケアリ女王と働きアリ

©青のTASKA

トビイロケアリ女王

©青のTASKA

ケアリ女王(推定トビイロケアリ)
ケアリ女王(推定トビイロケアリ)

©シン・ハン

トビイロケアリ女王
トビイロケアリ女王

©土生

特記事項

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コメント

■「トビイロケアリ」
【体長】
働き蟻:体調約2.5〜4o(通常の状態のお腹で測定)
女王蟻:体調約8o(通常の状態のお腹で測定)

※餌をお腹一杯食べると上記の状態から更に1oくらい体長が伸びる。その時のお腹は腹節がだんだんになってくびれながら伸び、まるでボンレスハムのように見える。

【体の特徴】
そこそこ艶のある濃い茶色で、良く見ると体表に短い毛がちょろちょろと生えている。女王から生まれた最初の世代の働き蟻は実に小さく、同じ蟻だとは思えないくらい。しかし栄養状態の改善と共に大きくなっていく。小さい蟻の頭はまるまっちい感じがするが、大きくなってくると微かにエラが張り、ほんの少しいかつくなる。蛹から孵って直ぐは薄い黄土色をしているが、時間が経つ内に本来の茶色い色になる。

【生息場所】
 広葉樹の多いところに比較的多くいるようだ。木の幹のウロに朽ちた木の部分や、地面に半分埋まりかけたような朽ち木の中に良く生息している。薄暗いところから結構明るいところまで住んでいるが、直射日光が良く当たるようなところには住まないようだ。朽ち木に住むには湿度も大切なようで、乾燥して乾いてくると土中に移動してしまう。また、木のウロ等に巣を作っている場合、その場所が地面から離れていると、その間の移動部分を木の屑や土などでカバーした通路を造っている。桜の木の葉の根元にある蜜腺から蜜を採ったり、アブラムシの蜜を貰ったりしているところをよく見かける。

(アブラムシについて:蟻とアブラムシの共生関係について良く知られているが、アブラムシの全ての種類が蟻と共生関係を結ぶ訳ではないらしい。むしろごく一部の特化した物がそう言う関係にあるらしく、その為に支払う栄養物という代価は、アブラムシにとってもかなりの物になるらしい。)

【採取の仕方】
 女王となる羽蟻は7-8月頃現れ、灯火に信じられないような数で集まったりすることがある。そう言った場で採取するか、かなり数が多いので翌朝あちこちで容易に採取出来る物だ。この蟻の場合も雨の日の翌日など、比較的湿度が高く、無風状態の日に新女王が巣立ちをすることが多い。
 コロニーの採取だが、生息場所に書いたような、朽ち木を崩す方法で試みると比較的採取しやすい。余り雨が降った直ぐ後でも居ないし、カラカラに乾燥していても居ないので、雨が降って2-3日後くらいがねらい目かも知れない。ただし、非常に構成員の数が多いコロニーなので、下手をすると足下からよってたかって噛まれるかも知れない。それを防ぐ為には少し大きめのバケツを用意し、その上部内面にふんだんにベビーパウダーを塗布して蟻が登れないようにする。そしてそのバケツの中で朽ち木を崩すと良い。

◆kuroyagi

■女王は体長7〜8mm
通常は単雌だが、多雌の可能性もある
体色に個体差があり、黒っぽいものや褐色のものがいる
ヒメトビイロケアリによく似るが、成熟したコロニーのワーカーを調べないと同定は困難
飛行時期は7〜8月
灯火によく集まる

◆土生

80611 アメイロケアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80611 アメイロケアリ Lasius umbratus ヤマアリ亜科
ケアリ属
アメイロケアリ亜属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(7〜8mm)
働きアリ(4〜4.5mm)
林縁から林内にかけて生息し,立木の根ぎわに巣が見られる。[DB] 7月〜8月
単雌
一時寄生種
アメイロケアリ女王 アメイロケアリ有翅雌
アメイロケアリ女王

©土生

アメイロケアリ有翅雌

©土生

特記事項

日本ではトビイロケアリ,ハヤシケアリに一時的社会寄生をする可能性が高い。[DB]

コメント

■女王は体長7〜8mm
単雌
一時寄生種
トビイロケアリに一時寄生する
ワーカーは黄色だが、女王は黒っぽい → 80603 トビイロケアリ

◆土生

80613 クロクサアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80613 クロクサアリ Lasius nipponensis ヤマアリ亜科
ケアリ属
クサアリ亜属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(7mm)
働きアリ(4〜5mm)
林縁〜林内でよく見かけ、立ち木の根元に営巣 6月〜7月

一時寄生種
クロクサアリ女王
クロクサアリ女王

©土生

特記事項

アメイロケアリ亜属の種に一次的社会寄生を行う。
関東地方ではヤノクチナガオオアブラムシ (Stomaphis yanonis) やクヌギクチナガオオアブラムシ (Stomaphis quercus japonica ) の甘露を定常的な餌源にしている。[DB]

クロクサアリ女王はアメイロケアリに寄生するが、アメイロケアリはトビイロケアリに寄生するので重複社会寄生をしていると呼ばれる。

「蟻の結婚」p.86

コメント

■女王は体長7mm
一時寄生種
アメイロケアリに寄生する
クサアリモドキによく似る
写真ではわかりにくいが、実物を見比べると、胸部の形が若干違うことと頭部の大きさがこちらの方が小さい印象がある
飛行時期もこちらの方が一足早い感じだ

クロクサとクサアリモドキの生息場所ですが
アメイロケアリと同じと考えてよいです。
林縁〜林内でよく見かけ、立ち木の根元に営巣します。

◆土生

80615 クサアリモドキ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80615 クサアリモドキ Lasius spathepus ヤマアリ亜科
ケアリ属
クサアリ亜属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(7mm)
働きアリ(4〜5mm)
林縁〜林内でよく見かけ、立ち木の根元に営巣 7月〜8月

一時寄生種
トビイロケアリに寄生するクサアリモドキ女王
トビイロケアリに寄生するクサアリモドキ女王
これはトビイロケアリに寄生した新女王の写真なので
クサアリモドキの働きアリはいない

©土生

クサアリモドキ女王 クサアリモドキ女王の腹柄節
クサアリモドキ女王

©青の TASKA

クサアリモドキ女王の腹柄節
腹柄節先端部が逆V字型

©青の TASKA

特記事項

トビイロケアリに一時的社会寄生をするようである。[DB]

コメント

■女王は体長7mm
一時寄生種
トビイロケアリに一時寄生する
飛行時期は7月
脱翅直後は腹部が小さく体力がないので、うまく寄生できないと3日ほどで死んでしまうことが多い
クロクサアリに似るが、こちらの方が飛行時期は若干遅く、上から見てハート型の頭部が大きい印象がある

クロクサとクサアリモドキの生息場所ですが
アメイロケアリと同じと考えてよいです。
林縁〜林内でよく見かけ、立ち木の根元に営巣します。

◆土生

■一時寄生種なので、脱翅直後はお腹が小さい。 ワーカーと勘違いする事もある。
クロクサアリとの違いは、「腹柄節が側方から見て先端部が逆V字型で,前縁の下方に角がある」「クロクサアリは逆U字」。

◆青の TASKA

80616 テラニシケアリ 

和 名 ・ 学 名 亜科・属 (亜属)
80616 テラニシケアリ Lasius teranishii ヤマアリ亜科
ケアリ属
クサアリ亜属
カースト(大きさ) 生息環境 結婚飛行/多雌性
女王アリ(7mm)
働きアリ(3.0〜3.5 mm)
山地帯から亜高山帯にかけて分布。[DB] 7月
単雌
テラニシケアリ女王
テラニシケアリ女王

©土生

テラニシケアリ女王
触角柄節(触角の根元の方)が
幅広になっているのですぐわかります。

©土生

特記事項

キイロケアリに一時的社会寄生する。[DB]

コメント

■女王は体長7mm。単雌。
キイロケアリに一時寄生します。
飼育下ではトビイロケアリに寄生させることも可能。
林縁部などで見かけることができます。
腹柄節が逆台形しています。
飛行時期は7月中旬〜

◆土生


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