- 幼虫 【ようちゅう】
- Lと略すことも(<larva)。1齢から4齢まで脱皮を繰り返すうちに、長楕円形から頭部が鉤型に曲がっていく。→ステージ 【stage】/→越冬幼虫 【えっとうようちゅう】
幼虫には毛がはえており、地面に直接触れてカビなどの影響を受けることがないようになっている。
幼虫は自ら移動することができないので、移動は働きアリや女王アリがアゴでくわえて行う。卵と同様に表面が粘着質のため、まとめて運搬する際に便利なようになっている。
形はいわゆるウジ虫型だが、頭部を鉤型に曲げて、腹部に載せられた餌を自分で咀嚼する。
小さい幼虫は卵との判別が難しいが、餌を与えられていれば中央に黒っぽいもの(食べた餌)が透けて見える。(卵は模様がない)
幼虫が「餌をくれ」というフェロモンを出すと働きアリ(創設時は女王アリ)は餌を与える。このフェロモンが働きアリに巣外の採餌活動を促すともいう。
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